口唇ヘルペスは、唇やその周囲に小さな水ぶくれができる病気です。
- ピリピリする
- チクチクする
- かゆい
- 軽い痛みがある
このような症状から始まり、数日で水ぶくれになり、その後かさぶたになって治っていきます。
なぜ繰り返すの?
原因は単純ヘルペスウイルスです。
一度感染すると、ウイルスは神経の中に潜んだままになります。普段は免疫によって抑えられていますが、
- 疲れ
- ストレス
- 発熱
- 寝不足
- 強い紫外線
- 体調不良
などをきっかけに再び活動し、症状が現れます。
「毎年夏になると出る」「疲れた時に決まって出る」という方も少なくありません。
早めの治療がとても大切です
口唇ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬を使用します。
実は、このお薬は「ウイルスが増えている早い段階」に最も効果を発揮します。
そのため、
「水ぶくれができてから受診」
よりも、
「ピリピリしてきた!」
という段階で治療を始めることが大切です。
繰り返す方は「お薬のストック」ができます
年に何回も口唇ヘルペスを繰り返す方には、「PIT(Patient Initiated Therapy)」という治療法があります。
症状が出ていない時にあらかじめ抗ウイルス薬を処方しておき、
「ピリピリしてきた!」
と思ったら、ご自身ですぐに内服を開始する方法です。
早いタイミングで内服できるため、
- 症状を軽くできる
- 治るまでの期間を短くできる
- 水ぶくれが大きくなるのを防げる
といったメリットがあります。
日常生活で気をつけること
症状が出ている間は、
- 水ぶくれを触らない
- タオルやコップを共用しない
- 手洗いをしっかりする
- 赤ちゃんとの接触はできるだけ避ける
また、普段から、
- 十分な睡眠
- バランスのよい食事
- 紫外線対策
- 疲れをためない
ことも再発予防につながります。
最後に
口唇ヘルペスは、早めの治療がとても大切な病気です。
「いつも疲れた時に出る」「年に何度も繰り返す」という方は、お薬を常備しておく治療法が選択できる場合があります。
唇に違和感を感じたら、お気軽にご相談ください。


