「突然かゆい赤い発疹が出た!」
「夕方になるとかゆくなる。」
「アレルギー検査をしたほうがいいですか?」
蕁麻疹(じんましん)は、皮膚が一時的に赤く盛り上がり、強いかゆみを伴うことの多い病気です。数時間以内に跡形なく消えるのが特徴です。
実は、蕁麻疹の多くは原因がはっきりしません。食べ物のアレルギーが原因であることは意外と少なく、疲れやストレス、感染症などがきっかけになることもあります。
こんな症状はありませんか?
- 突然、赤く盛り上がった発疹が出る
- 強いかゆみがある
- 数時間で消えるが、別の場所にまた出る
- 夜になるとかゆくなる
- 唇やまぶたが腫れる
- 繰り返し蕁麻疹が出る
蕁麻疹の原因は?
蕁麻疹の約7割は原因を特定できないといわれています。
次のようなものがきっかけになることがあります。
- 風邪などの感染症
- 疲労
- ストレス
- 睡眠不足
- 食べ物
- 薬剤
- 発汗や運動
- 寒さや圧迫などの刺激
「昨日エビを食べたからかな?」と思っても、実際には疲れや体調の変化が原因だったということも少なくありません。
アレルギー検査をすれば原因はわかりますか?
「蕁麻疹が出たのでアレルギー検査をしてください」と言われることがありますが、すべての蕁麻疹でアレルギー検査が必要なわけではありません。
- 毎回同じ食べ物を食べたあとに出る
- 特定の薬を飲むと出る
- 運動したときに出る
など、原因が疑われる場合に検査を行います。
慢性的に蕁麻疹を繰り返す場合は、検査をしても原因が見つからないことが多いため、症状をコントロールする治療が中心になります。
治療について
蕁麻疹の治療の基本は、抗ヒスタミン薬の内服です。
- 抗ヒスタミン薬の内服
- 原因や悪化因子を避ける
- 症状に応じて治療内容を調整
「かゆくなったら飲む」のではなく、慢性の蕁麻疹では毎日内服を続けることで症状をしっかり抑えられることがあります。
日常生活で気をつけること
- かかないようにする
- 熱いお風呂は避ける
- 十分な睡眠をとる
- 疲れをためない
- ストレスをため込まない
- 飲酒は控えめにする
体調が悪いときに悪化することも多いため、生活リズムを整えることも大切です。
こんなときは早めに受診を
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- 唇やまぶたが大きく腫れた
- 喉が締め付けられる感じがする
- 息苦しい
- 蕁麻疹を何週間も繰り返している
唇や喉の腫れを伴う場合は、血管性浮腫という状態のことがあり、注意が必要です。
最後に
蕁麻疹は、「原因を見つける病気」というより、「症状をしっかりコントロールする病気」です。原因がわからないからといって心配しすぎる必要はありません。
繰り返す蕁麻疹や、なかなか治らないかゆみでお困りの方は、お気軽にご相談ください。


